呆れたことに、
マルチタイプ
コピートレード、
再宣伝!!
(Twitterアカウント)
しゅう@社畜うつ病からの脱却
(LINE@アカウント)
SYU
(LINEアカウント)
より、再三マルチタイプコピートレードの再宣伝が行われるようになりました。
内容は以下のとおりです。
(SYU氏の「集客」したユーザーに流されたLINE@メッセージ)
(SYU氏のLINEアカウント上のタイムラインより)
しかし、これまでにも述べたように、これは2019年5月に運用開始後、多くの方々に莫大な被害を生んだトレーダーによるトレードです。
以下のように、このトレーダーとSYU氏を巡って集団訴訟の動きもある案件です。
(画像クリックでリンク先に移動します)
このような案件をいまだに平然と流し続けるSYU氏には怒りを禁じ得ませんが、単純な個人的感情を抜きにしても、この案件に投資するべきではない理由はいくつもあります。
本案件を決して
お勧めしない理由
私が個人的感情を超えて、今回警告を呼び掛けたい理由は以下のとおりです。
大破綻をしたトレーダーである
トレーダーの腕が最重要と言える投資案件で、これは絶望的な要素であると考えられます。
マルチタイプコピートレードにおいては、SYU氏の提示した危険な「攻め・超攻め」設定も相まって、1,000万円以上の被害を出したユーザーもありました。
マルチタイプコピートレード以前のトレードについても、少なからぬ破綻疑惑があります。
トレーダーの素性がきちんと説明されてない
SYU氏によれば「投資歴20年」のトレーダーとのことですが、すでに
・最初の10年は株取引。
・FX投資歴は10年。うち9年は兼業トレーダーに過ぎなかった。
・専業トレーダーになってからは2年目
ということが判明しています。都合の良い「投資歴20年」のみを売りにするところは、決して誠実ではない宣伝方法だと思われます。
システムが法的にも極めて危うい
SYU氏は「VPSが不要である」ということを売りにしています。となると、
が可能性の高いものとして実際に考えられますが、
a)は資金保全の上からも法的にも危険すぎます。これはSYU氏側にもリスクが高いと思われます。
b) c)は海外業者ならセーフ、という話がまことしやかに囁かれていますが、実際は異なります。
(「弁護士によるFX/仮想通貨等の投資ブログ」より。画像クリックでリンク先に移動します)
ざっくりいうと、MAMもPAMMも、法的根拠は異なるものの、「投資運用業」登録が求められるという解釈です。
近年特に投資助言業・投資運用業登録はおいそれとできるものではなくなっています。SYU氏および、当のトレーダーのJ氏がこれらを有するとはおよそ考えられません。
これについては、金融庁に問い合わせた結果を再掲するつもりでおります。
さらに、口座開設・入金などの指示は全て公の目につかないLINE上で行われることでしょう。
ここでは正規の契約書も取り交わされることはないでしょうし、もっとタチが悪いことにSYU氏側のいうがままに「同意書(かつてはGoogleアンケートの転用に過ぎないものでした。今はもう少し手が混んでいるかもしれません)」に署名させられる可能性が高いと思われます。
自分に不利な条件のみが列挙された同意書に署名してしまうことで、万一の時に、SYU氏から「訴訟は不可能」と宣言される可能性もあります。
これらの理由から筆者は、この案件に投資されることを決してお勧めしません。
「あれ?」と思ったら
「証券取引等
監視委員会」へ!
では、様々な情報提供・通報を受け付けています。
電話・ファックス・ウェブ投稿と、様々な手段で受付が行われています。
SYU氏や、トレーダーJ氏の投資助言業・投資運用業資格について疑問がある場合、SYU氏に本名を確認した上で上記まで照会をかけることも可能です。
消費者保護の視点からも、公的機関への照会は極めて有効だと考えます。
なぜSYU氏は、
再三この案件を
展開するのか?
この案件をきっかけに様々なトラブルに巻き込まれているにもかかわらず、
被害者の心理を逆撫でするのはわかり切っているにもかかわらず、
そして法的にも極めて危ういであろうにもかかわらず、
なぜSYU氏は再三このマルチタイプコピートレードを展開するのでしょうか。
ずばり、「美味しすぎる」からでしょう。
かつてSYU氏は、この案件により月あたり1,000万円ほどのIB報酬を得ていました。
マルチタイプコピートレードを失った後のSYU氏の歩みを振り返ってみます。
① まずはYouTubeコンサル業務で1件あたり30万〜50万のコンサル料を得ようとしていたようです。
しかしこれらは最近、本人のブログにも、Twitterでの発言にも、LINEアカウントにもほとんど出てきません。
さらに新しい動画の投稿も2019/11/20を最後に停止してしまっています。
おそらく、彼にとっては割りに合う業態ではないのでしょう。
② EAファンタスマゴリアを再び取り上げた時期もありましたが、こちらは定期的に破綻してしまっている状態で、ユーザー数もそう多いとは思えません。
さらにこのEA、「大手マーケティング会社」から「1月に販売開始」したそうですから、無料展開もやりにくくなっているでしょう。
(筆者はあらゆる手を使ってこのファンマゴ販売を発見しようと努めましたが、いまだに見つけることができておりません。どこかで見かけられた方はご一報ください。)
③ また以前よりSvoFXという、最近関東財務局から無登録営業警告を受けたブローカーで「ソーシャルトレード」「IB報酬分配」などを売りに集客をしようとしていました。
こちらについてはマルチタイプコピートレード事件の渦中でうまく集客できない間に、他のアフィリエイターたちが活動して集客してしまっているので、必ずしもうまくは行ってないと思われます。
ビジネス的に「IB報酬分配」を売りにする以上、SvoFXを展開する上での最大の難点は「アフィリエイター同士の食い合い、パイの奪い合い」です。
SYU氏の紹介するトレーダーの多くが、SYU氏がフォローするとなぜか破綻していく、という「引きの強さ」も相まって、集客ペースは決して加速しているとは言えないところです。現在も自らの集客は100人に到達はしてないものと思われます。
SvoFXについては「ん?ただの海外業者でしょ?いいのでは?」とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、以下の記事をお読みください。金融庁的には決して見逃せない案件と思われます。
(危ない投資の備忘録 海外業者検証8より。画像クリックで移動します。)
少なくとも、操業実態を見る限り、これが堂々と広まるようでは、「法治国家日本」が「放置国家日本」に転落してしまいます。
④ 最近NHSグループというSvoFXも兼務するトレーダーN(SvoFXでは”FORCE”)を立てたFX投資案件も紹介しています。しかしこちらもまた、日本在住の日本人の経営者による無登録業者である実態が疑われる案件で、拡散の手段も未だ細いため大きな収益化につなげるには長い道のりが見込まれるでしょう。
なお、この「カズ@脱サラ投資家」は「しゅう@社畜脱出のプロ」の別アカウントです。ご注意ください。
SYU氏は、このトレーダーNとはこの間知り合ったと自らのLINEで発言しているにもかかわらず、新たなユーザーからの問い合わせには以下のように答えています。
自らのグループでの発言では「最近、縁あってすごいトレーダーと知り合いになりました!」とこのトレーダーを紹介していました。2019年10月のことです。
この前知り合ったトレーダーのはずなのに、「何年も運用して増やしてもらっている」とはどういうことなのでしょう。
それに、NHSの稼働開始は2019年11月のはずです。
SYU氏の周りにはアインシュタインも発見できなかった時の流れでもあるのでしょうか。
また、あたかも、借金返済にNHSが大きな役割を果たしたかのような口ぶりですが、マルチタイプコピートレード事件の時にこそ「借金を返すのに使ったので被害者への返金はできない」と発言していましたので、釈然としない部分はかなり残ります。
⑤ 他にも、「クリーンなイメージのビジネス」など、案件内容がよくわからない物がLINE上で展開されていました。(こちらはのちにワールドベンチャーズと判明。確かにクリーンかもしれませんが、採算化するには道のりが遠そうです。)
様々な案件を模索しているのでしょう。
が、結局筆者は、この中でSYU氏にとってマルチタイプコピートレードの収益力を上回るものはないと考えています。
実に美味しいのです。
一旦ユーザーが入金してくれれば、トレーダーの意のままにロットも取引回数も増やせるわけです。
となると、ロット次第でもらえるIB報酬の額もコントロールできることになります。
また、眠っていても遊んでいても、トレーダーが頑張ってくれる限りこのIB報酬は入り続けます。
脱サラを売りにしているSYU氏ですが、サラリーマンは非常に守られた立場であり、社会保険料の点からも税制上も、脱サラした後には思わぬ出費がかかるものです。退職時に数千万の資金があったとしても、安泰とは言えないでしょう。
となると、この案件に舞い戻ってくるのも理解ができる気がします。
個人の心理的には、到底納得もできませんし、安らかな心でいることもできませんが。
最後に
爆益を売りにする案件を次々に展開し、「脱サラのプロ」を謳うSYU氏ですが、少なくとも彼のおかげでうまく脱サラできた人を私は知りません。
また、サラリーマン=社畜という発想も実に寂しいものだと思います。
自分の社会的使命がサラリーマンという立場で果たせる人、自己実現がサラリーマンとして果たせる人もまた、大勢いるのですから。
「サラリーマンでいることの危険は、こんなにあります!!」といった煽りは真に受けず、副業に取り組まれるとしても現実的なところから始めることをお勧めします。
公的機関への情報提供も活用し、皆が安心して過ごすことのできる社会を実現したいものです。
コメント
コメント一覧 (6件)
記事を拝見して、おそらくこの案件にひっかかってしまいました…。
まずは来週、出金できるかを試してみます。
しかし、こちらのブログにたどり着かなかったら知らないまま搾り取られて終わっていたと思います。
有意義な情報をありがとうございます。
Wさん、お役に立てて何よりです。
今は一見好調かもしれませんが、記事の内容と実際の(同意書の存在など)を見てご判断ください。
入金をご自分の口座になさっているのであれば、出金は本来自由なはずですが、指定されているブローカーおよびコピートレードシステムの内容がわかればありがたく存じます。
よろしければご返信ください。
ブローカーはIron FX、口座形式はPAMMです。
ポータルサイトの自分のアカウントにログインをすれば残高は見えますが、PAMMですのでMT4から見ることはできず、含み損も如何程あるのかわかりません…。取引レポートは見れますがリアルタイムのポジションは確認することができない形式となっています。
記憶を辿ると、口座開設のため証券会社のファイルに電子署名はしましたがPAMM自体に関する同意書はなかったかと思われます。
ブローカーも口座形式も以前とは変えてきていますね。
PAMMなら圧倒的に法的にSYU氏はリスクを冒していることになりますが、口座名義人はSYU氏ではない可能性もあります。
あくまで個人的な助言として捉えていただきたいのですが、私の息子がそれをやっていれば即出金させると思います。
貴重な情報を、ありがとうございます。
なお、PAMMのレポートのトップに口座名義人の本名が表示されていることがあります。
ここをチェックされ、得体の知れない輩ではないことをご確認くださいませ。
その上で、証券取引等監視委員会に通報(情報提供)および投資運用業登録の有無について確認をされると良いです。
現在「含み損はない、利益が上がっている」というその言葉通りに出金できることを祈っております。